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恋人になりたい 琥太郎side 2
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ヤキモチを妬いて欲しかった。
俺が貴方のものだと主張して欲しかった。
だから、カフェでウェイトレスに敢えて声をかけた。
特に思わなかったが、可愛いと言ってみた。
でも、宝さんはニコニコとした表情を変えず、
ウンウンと頷いていた。
年上だから気にならないのかな。
懐が深いというか。
大人の余裕というやつか?
俺なら嫉妬で気が狂いそうになるけどな。
彼は、いつも余裕のある人に見える。
少し寂しいと思ったが、気持ちを切り替えて部屋に誘う。
部屋に入ると、彼に触れたくてたまらなかった俺は、
まだ玄関なのに彼に抱きついてしまった。
あまり抱きついても迷惑だろうから、
食事の用意でもしようと思った時、
彼が何か考え込んでいる様子なのに気付いた。
聞いてみると、『セックスがしたい』と言った。
嬉しいから、キスをした。
彼もキスに応じてくれる。
しかし、この違和感は何だろう。
具体的に言葉にできないこの違和感。
その違和感について考えようとしたが、
彼がいつになく積極的に俺を求めてくれたので、
そんな違和感のことは忘れてしまった。
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