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佐伯くん
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夕葉「綺月‥‥。」
放課後。
俺はミサキと二人で行くはずだったのに、
来たがっていたので藍も連れて綺月のいる
特別クラスに向かった。
綺月「夕葉、と、みさき?
と、もう一人いるのかな?」
夕葉「あれ、なんでわかったの?」
綺月「足音が多い気がして」
夕葉「‥‥紹介するね、
友達の、藍だよ。」
藍「君が綺月くんかぁ〜、
よろしくねぇ」
のそのそと近寄り、藍は綺月と握手をする。
ミサキ「夕葉ー、なんであいがきたの?
私、あいつきらーい」
夕葉「来たがってたんだ。
仲良くしてあげて。」
ミサキ「綺月君が可哀想。
まだ握手してるよ。」
ちらっとそっちを向くと、
綺月は苦笑いをしてた。
藍「よろしく、綺月!」
綺月「よろしくね、藍。」
あれ、もう仲良くなってる。
流石藍かな。
夕葉「よし、帰ろっか。」
今日は特による場所もなく、4人で話ながら
綺月を家に送っていった。
夕葉「ねぇ、綺月。」
綺月「どうした?夕葉。」
夕葉「もう二人共帰ったから。
あのさ、今週末合わない?」
綺月「いいよ!どこで会う?」
夕葉「良かった。どっちかの家でいいかな?
2人で。」
綺月「ふ、ふたりっ?
いいよ!僕の家多分平気!」
夕葉「良かった。じゃあ、また明日。」
綺月「うん、また明日。」
よし、帰ろう。って思って俺は歩いてきた道をもう一度歩こうとした。
その時、後から綺月の声がした。
綺月「ゆうは!
おやすみ!」
驚いた。綺月って、こんな大きな声が出るんだな。
まだ近くにいるけど、多分遠くにいると思ったんだろう。
夕葉「おやすみ、綺月。」
そう返すと、綺月は口元をあげて、
うん、と大きく返事をした。
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