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放課後
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夕葉「綺月」
ここ数日で呼びなれた名前を呼ぶ。
綺月「夕葉‥‥。」
そいつは、いつも通りの反応を示す。
─────────
綺月「ゆうはっ、今日何日かわかる??」
夕葉「9月15日。それがどうした?」
綺月「この学校に入って、二ヶ月たったよ!」
夕葉「‥‥そうだね、二ヶ月か‥‥。短かった。」
綺月「そうだね…。
夕葉、僕、夕葉の事見てみたいな‥‥。」
えっ?どういう事だ?
見てみたい?なんてかえせばいいんだろうか。
綺月「それで、歩いて一緒に帰りたいな‥‥。」
夕葉「‥‥。」
綺月「ねぇ夕葉‥‥。」
夕葉「どうした?」
綺月「夕葉は、僕がもし、
目が見えるようになっても、
一緒にいてくれる?」
そんなの‥‥
夕葉「当たり前だよ、
俺は、目が見えないから綺月と
一緒にいるんじゃないよ。」
綺月「よかった‥‥。」
もう少しで綺月のいえ。
夕葉「綺月、もう少しでいえだよ」
綺月「ねぇゆうは‥‥。
僕ね、手術することになったんだ。」
夕葉「‥‥えっ?」
綺月「来月。
だから、
おそくても再来月には夕葉を見れるんだ。」
夕葉「そうなのか。」
綺月「うん、
だから、そしたら歩いて帰ろう。」
夕葉「‥‥もちろんだよ、
そっか、みえるようになるんだ、楽しみだね」
綺月「うん!あっ、そろそろ家だよね?
じゃあね!」
夕葉「うん。」
手術‥‥手術か‥‥。
そうか、目が見えるように‥‥。
じゃあ、再来月には並んで、歩けるのか‥‥。
─────────
日にちの感覚がおかしくなってすみません、
一応綺月転入して二ヶ月経ちました。
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