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初めての電話
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授業が終わって、休み時間になって、
次の時間なんだっけとかだるいなーとか考えてりして、
俺はすっかり綺月の来る前の俺に戻り始めていた。
当たり前の日常が当たり前に過ぎていく。
あと5分で授業が始まる。
藍「夕葉、次の時間移動だって。
早めにいこーぜ」
夕葉「うん、今行く」
小さくため息をついた後に藍のところへ向かおうとすると、携帯がなった。
プルルルルル
夕葉「誰だろ。」
宛先人は‥‥
【佐伯 綺月】
夕葉「藍、お腹痛くなった。」
ミサキ「えっ!大丈夫!?」
夕葉「モウダメカモシレナイ。」
藍「‥‥はいはい、わかった。
ミサキ、行くよ。」
ミサキ「えっ、でもゆうはがっ」
リツ「ミサキ〜」
ミサキ「なに〜っ??」
藍「綺月くんから電話?珍しいね」
夕葉「初めて。
‥‥出てくるから先行ってて。」
藍「わかった、先生に伝えとく。」
────────
夕葉「もしもし、夕葉です。」
綺月「あ、は、綺月です!」
夕葉「うん、
どうしたの?」
綺月「えっと、
電話番号前に聞いたからかけてみたくなって‥‥」
夕葉「クスッ
そっか、検査とかはどう?順調?」
藍P.S.
あーやっば、
忘れ物しちゃった〜
まだ夕葉教室だよな?
忘れ物とって一緒にいこっと
夕葉「俺も心配だよ。でも、楽しみでもあるよ。」
夕葉「うん、そうだね、そしたら遊園地でも行こっか。」
えっなになに、
あいつら付き合ってんの!?
違うよな‥‥??
夕葉「会いに行く日が楽しみだよ。
それじゃあ、またね。」
やっべ、こっち来る!
夕葉「ʖˋʖˋʖˋ~」
なんか歌ってる!よほど機嫌がいいのか‥‥
夕葉「あれ、藍じゃん。」
気づかれた‥‥
───────
夕葉「えっ、付き合ってないよ?」
藍「‥‥ならいいんだけどさ‥‥
お前らめっちゃ仲いいから誤解してんの俺だけじゃねーと思うよ」
夕葉「ええ〜、そうかな‥‥?」
藍「ま、とにかく俺行ってくるから。」
夕葉「俺も行くよ」
藍「お前はその緩んだ顔直した後にこい。」
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