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久しぶりのお泊り
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もうすぐ、梅雨の時期になる
窓の外を眺めながらそんなことを考えていた
雨は嫌いじゃないけど梅雨のジメジメした感じは嫌だ…てか、好きな人とかいないよな……
「葵、ご飯できたよ」
「あ、うん」
付き合い始めて、そんなに日常は変わらない
悠の家に泊まりに行くことが増えたくらいかな
朔にも付き合うことになったって言ったら、少し不貞腐れてたけど「よかったな」って言ってくれた
嬉しかった……
今まで、悠に対して少し攻撃的?だったから………仲良くしてくれたらなおさら嬉しいんだけどな…
「…期末テストもうすぐだよな」
「そうだね……赤点だったら補習だっけ…」
「葵は赤点取らないでしょ」
「……数学がちょっと………」
「勉強したら大丈夫だって」
「…うん……」
数学だけが高校に入って苦手になった
計算が複雑なんだよな………
「「ごちそう様」」
ご飯を食べ終わり、シンクへと皿を持っていく
「葵、先に風呂いいよ」
「あ、今日は俺が洗うから悠先にお風呂いいよ」
「…じゃあ、入ってこようかな」
「うん。いってら………っ…あ、の……ゆう…」
「動かない」
「…んっ………ッ、ん…ぁ…ちょ、ゆう……」
悠は後ろから俺の肩に顔を埋めていた
こういうの……やっぱりいいな…
「んっ…ゆう」
「ん?」
俺は悠の方に向き直った
「なんか最近、甘えただよね」
「っ………そんなこと……ねぇよ…」
「かわいっ」
「嬉しくないから……」
「ふふっ…はいはい」
「っ…風呂入ってくる」
「ん、いってらっしゃい」
ほんと、最近悠がかわいい
すぐ照れるし、甘えてくるし……俺…重症かな………
そんなことを一人考えながら洗い物を済ませた
「……葵、風呂いいよ」
「あ、うん」
洗い物を済ませてテレビを見ていたらすぐに悠は風呂から上がってきた
「そういや、パジャマ持ってきてないんだよな?」
「うん、借りてい?」
「いつものでい?」
「ん、ありがとっ」
悠からスウェットをもらって俺は脱衣所へ向かった
服を脱ぎ、風呂場に向かって髪やら体を洗って湯船に浸かる
風呂場は一気にシンッと静まり返った
そう言えば……最近シてないな…
まあ、うん…最近忙しかったしな………
実は今日泊まり来たのも久々だった
悠は前、水族館で会った人たちと路上ライブとかしててなかなか会えなかった
俺は少し前から喫茶店でバイトを始めたから悠との予定もなかなか合わなかった
……俺、抜いてない……………
今、抜く……かな…………
「……やっぱでかいね」
「悠が身長でかすぎるんだよ……」
悠のパジャマを毎回借りてはいるんだけど………悠が身長でかすぎて上下ぶかぶか……
俺がパジャマ持ってこないのも悪いんだけど…
「こっち、おいで」
俺は悠の前に座り、悠はフェイスタオルで髪をワシャワシャと拭きドライヤーで髪を乾かしてくれた
毎回、泊まりに来たときは悠が髪を乾かしてくれる
俺はされるがまま
ボォーッとドライヤーの音が少しの間響いて、止まる
「ん、終わり」
「ありがと…んっ、んーっ」
俺は伸びをしてベッドに寝転んだ
「…っ、ゆ、悠?」
「…ん?」
「いや、あの…っ…」
「葵……んっ」
「んっ…ど、したの……ッ」
「んっ…なにが?」
悠は首筋にキスを落としていった
やっぱり今日の悠、甘えただな
「なんか、悠かわい」
「だから、嬉しくないから…」
「ふふっ…ごめん」
「…んっ」
軽くおでこにキスを落とし、悠は上のスウェットを脱いで俺の上に跨った
「てか、葵のほうがよっぽどかわいいから」
「っ……そういうのいいからっ…」
「顔赤いよ」
俺は腕で顔を隠した
悠はクスッと笑って顔を近づけてきた
「顔見せてよ…」
「っ…ちょ………んんっ」
悠から腕を掴まれ、そのままキスをされる
どうやったって慣れないな……
唇を啄むようにキスをされる体に電流が走ったように痺れる
「ンッ……んっ、ぁんっ…ゆ、う……」
「俺、我慢できないかも」
「…しないで、いい」
「っ………かわいいもあるけど……色気も増えたね」
「…っ………」
悠は耳元でそう囁いて俺の服に手を忍ばせた
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