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嫌なタイミング
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さっきの光景を思い出し、中学の嫌な記憶がフラッシュバックする
…………気持ち悪い……
「…………葵?…」
「…………陽樹……」
「こんなとこで何してんの?」
「んー………何してんだろうね……」
「なんだそれ……じゃ、一緒に帰ろーぜ」
「……うん」
こうして、陽樹と帰ることになった
「そういえば、陽樹なんであんなとこに来たの?」
「あぁ…いや、葵らしき人が廊下の教室の窓から見えたから来てみたら葵だった」
「え、教室から見えんの?」
「おう…丸見え」
「…はぁ……でも、陽樹が来てくれて助かった…ありがとっ」
「ん、どういたしまして……で、葵はなんであんなとこいたの」
「……1人になりたかったから」
「なんかあったの」
「…ううん、なんもない」
「…そっか」
俺は別に悠のことなんて好きじゃない
俺は自分に言い聞かせるように心の中で繰り返した
「じゃあ、また明日な」
「うん、また明日」
ボーッと窓の外を見る
自分の降りる駅の名前がアナウンスで流れ席から立ちドアの前に行く
ドアが開き、降りようとしたら腕をグイッと引かれまた電車の中に逆戻りする
「………ッ、え……」
「…つっかまえた」
ドアが閉まり、電車が動き出す
「ゆ、悠………」
「…驚いた?」
「…………………」
「……おいで」
悠に手を引かれ、席に座った
なんで………このタイミングで会うんだよ…………
「……今日…放課後いたよね……」
「…ッ…………」
…………バレてる……
…顔が上げられない……
どう、答えればいい…のかな……
なんて、一人で悶々と考えていた
「…降りるよ……」
「…………………」
悠から手を引かれそのままついていく
マンションに着き、部屋に入るなりドアに押し付けられる
「……ど、どいて…」
「放課後、見た?」
「……見てない………」
「……ふーん…」
「………俺、帰りたいんだけど……」
「なら、なんでついてきたの?」
「……っ……………」
「………もしかして、期待してる?……」
「…なっ、期待なんか…してないっ……」
「……してないんだ?」
……俺、期待してたのかな………
気持ちいことされたいって……思ってたのか……?
悠は試すかのように俺の目をジーッと見てくる
「……んっ………」
そして、キスをしてきた
「……思ってることちゃんと言って」
「んんっ…ふぁ……はぁ…んっ…」
いきなり舌を入れてきて、絡められる
「…んぁっ……ん、まっ…はぁ…ぁあっ」
「腰抜けちゃった?」
俺は悠にもたれかかり、そんな俺を見てクスクスと悠は笑う
「続きはあっちでね……」
そう言うと俺は抱きかかえられ、ベッドに連れて行かれた
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