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買い物
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柄にもなく、とても早く目が覚めてしまった
久々に出かけるからかな………
今日は陽樹と買い物に行く日なのですっ
けど、13時までにはまだ時間がある…
とりあえず着替えようかな
シンプルに、上は白で無地のトレーナーと下はネイビーのパンツにした
春だけど、まだちょっと寒いんだよな?
朔斗はまだ俺のベッドの中で寝ている
……もうすぐ誕生日だな………朔斗になにやろう…
だいたい欲しい物とかはわかる…
今日、買い物に行ってそれがあればいいんだけどなー……
それから部屋で雑誌を読んだりして、軽く昼食を済ませ駅に向かった
「……陽樹ー!」
「おっ…よ、葵」
「なんか久しぶり」
「おう、そこまで久々ではないけどな…よし。じゃあ行くか」
「うん」
電車に乗って10分くらいし、ちょっと近くのショッピングモールに行くことになった
「…で、買い物って何買うの」
「……もうすぐお前ら誕生日じゃん?…だから、朔斗のなにやったらいいかわかんなくってさ…」
「なるほど…んー、俺は財布プレゼントしようかなって思ってるよ。けっこう長い間変えてないみたいで、この前雑誌見て欲しいって言ってたからさ…」
「さすが、葵だな?朔斗のことまるわかり」
「ずっと一緒にいるからね…あとは、ブックカバーとか服とか……でも、陽樹からもらうのだったら何でも嬉しいと思うよ、朔斗は」
「……だといいんだけどな…」
「大丈夫だって!…ほらー、買いに行くよ」
俺は陽樹の背中を押して色んな所にまわった
陽樹は悩みに悩んで、帽子を買うことにしたみたい
俺は財布を、陽樹は帽子を……それぞれで買ってやっと決まった
陽樹も俺もけっこう優柔不断で、なかなか決まらなかった……
けど……誕生日プレゼント選ぶときって楽しいな…
「今日、付き合ってくれてありがとな」
「いや、俺の方こそ…ありがと」
「たまには、俺のクラスにも遊び来てくれよなー?」
「ふふっ…うん、行く」
「じゃ、また学校でな」
「またね」
陽樹とは駅で別れ、お互い家に帰った
「…ただいまー」
「おかえりー」
朔斗には見つからないようにプレゼントは部屋に隠した
朔斗、喜んでくれるかな…
「……なに、にやにやしてんの…」
「してないし…!」
危うい……バレてしまうとこであった………
早く誕生日こないかな…
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