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同じ目に
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葵は中学の頃のことを話し始めた
途中、ぎゅっと拳を握りしめていた
俺は葵の手に自分の手を重ねた
すると葵は握りしめていた拳の力を緩めた
俺は葵と手を絡めるようにして握った
葵が中学の時、どれだけ辛い思いをしてたか…わかろうと思っても理解できない
そして、その中学のやつらにまた犯されたことも話してくれた
初めて葵と会った時、男だったけどタイプだなーって思った
だから、かわいいって思ったから彼女になってと言った
本気で好きって思ってたわけじゃない
半分、ってか完全に脅して彼女にしたけど……
…いつからかな、本気で好きになったの……
ホモじゃなかった
もちろん、バイってわけでもない
でも、男でタイプだなって思ったのは葵だけ
「…………」
「……話してくれてありがとな」
葵は話す前と同じ体勢で座っている
俺は、葵の頭をポンポンと撫でた
「…おいで」
「……ん…」
葵はこっちを向いてそのまま抱き着いてくる
俺も葵を抱きしめ返す
葵から俺の匂いがして、満足感で満たされる
だから、葵を酷いめにした中学のやつらを許せない
……絶対に、許さない
「……疲れたよな…そろそろ寝よっか」
「…んっ…」
葵と一緒に横になる
俺は葵を抱き締めて、リズムよくポンポンとたたいていたら葵はいつの間にか寝てしまった
葵を起こさないように葵のスマホを取り出した
ロックはかかっておらず、電話帳を開き中学のやつらの名前を探した
辻川、黒田、小野
3人の連絡先を見つけた
中学の時転校して、高校はこの辺に通ってるってことか…
当分の間は葵と一緒にいないとな
すると、辻川から葵のスマホにメールが来た
『明日の19時、○○駅の近くの廃工場で待ってるね。逃げちゃダメだよ?』
というメールだった
……明日、ね
それを、写メってメールと3人の連絡先を削除した
俺はベッドに入り葵を抱き締めて眠りについた
「………んっ……」
「……起きた…」
目を覚ますと、葵はすでに起きていた
「…おはよ」
「…んー……おはよー…」
俺は葵を抱きしめた
「……学校遅刻する」
「葵、学校行くの〜…」
「俺、最近けっこう休んでるし…進路のことにあんまし影響あると困るし……」
「だいじょーぶだよ……葵、成績悪くないでしょ」
「……普通だけど…てか、なんで知ってるの」
「んー……なんでだろー…」
布団の中でそんな会話をしていた
ま、最近葵が休んでるのは主に俺のせいだけど…
「……今日まで休も?…葵、まだ身体治ってないでしょ」
「……そう、だけど…」
「大丈夫。まだ2年だし、葵は真面目だから影響出ないよ。ね?」
「……ん…わかった」
「ん、いい子」
葵の頭を撫でると、軽く抱きしめてきた
それからまた二度寝してお昼に起き、飯を食べテレビを見たりしてだらだらと過ごしていた
……そろそろ19時か
俺は着替えて、出かける支度をする
「……どっかいくの、?」
「夜ご飯の買い物…すぐ帰ってくるから待ってて」
「………うん…」
不安そうな顔をして、頷いた
「そんな顔しなくてもすぐ帰ってくるから……な?」
「……うん…早く、帰ってきて…ね……」
「ん、わかった」
葵の頭を撫でると、ほっとしたような顔をした
……わかりやすいな…
「なにかあったら、連絡して」
「俺、悠の連絡先…知らない…」
「…あれ、教えてなかった?」
「………」
こくっと頷く葵
俺は、葵のスマホを手に取り自分の連絡先を登録した
「連絡先、入れといたから…なにかあったら連絡してな」
「…わかった」
「ん。じゃあ、いってきます」
「…いってらっしゃい」
俺は家を出て、指定されていた○○駅近くの廃工場へ向かった
辺りは結構暗くなっていた
目的地の廃工場の中はほんのわずかだけ明かりがあった
話し声と笑い声が聞こえる
俺は廃工場の中へ入った
「あっれ〜?誰だよお前」
「葵こないじゃーん」
「さすがに逃げたんじゃね?」
ギャハハ、と下品な笑い声が廃工場に響く
殴りたい気持ちを抑えてそいつらに近づいていった
「お前、誰?」
「…誰でもいいだろ」
「まあ、お前でもいいや……イケメンだし」
そいつらはだんだん俺に近づいてきた
そして、一人が俺の腕を掴もうとしたから俺はその腕を動かないよう拘束した
「……い"っ…いだだだだ!!!」
「……弱いな」
「なんなんだ、お前…」
一人を捕まえその後、鳩尾を一発殴った
するとそいつは倒れた
「あんたらが葵の中学の同級生なんだってね」
「くそっ……うぉぉ!!……う"っ」
もう一人、向かってきたやつをかわして腹を一発殴った
残るは一人だけ
「だったらなに」
「………くそむかつくんだよね」
低い声で相手を睨み呟いた
そして、最後の一人を殴った
倒れているそいつらをよそに、俺は縛れる縄がないか探していた
……あったあった
そして、動けなくなるように3人の腕、足を縛った
縄が置いてあった近くにはいろいろな玩具があった
ビデオ、ローション、バイブ……他にもたくさん
「五十嵐結衣さんのこと襲うって言って脅したんだってね」
「チッ……だったら…」
「じゃあ、あんたらも同じ目に遭ったらわかるんじゃない?」
「…う"っ……ゲホッ、ゲホッ…」
俺は、背中と腹を一人ずつ蹴った
そして、玩具に手を付けた
ローションもなにもつけず、ディルドやバイブを尻に突っ込んだ
痛いだの、嫌だの喚いていたけどそんなの知らない
葵も痛かったし嫌だったのにこいつらはした
俺はこいつらがやったことをそっくりそのまま返してるだけだ
バイブや電マなどのスイッチを入れて放置した
乳首も洗濯バサミみたいなバイブを一人にした
俺はビデオカメラのデータを消して、カメラを回し撮影した
そして、そのまま帰った
「……ただいま」
「…っ、おかえり」
葵は軽く駆け足で玄関まできてくれた
「ご飯、作るからもうちょい待っててな」
「んっ…ありがと」
そう言って葵はソファまで行くと、座ってテレビを見始めた
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