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「はぁっ……はぁ、、…っく、はっ……」
夜の3時過ぎ。静かな部屋で響く呼吸。
額の汗を拭い、目の前の小さな手を握る。
伊織がいたら「らしくない事を」って笑うだろう。俺自身も自分に驚いている。
誰かを助けたいなんて思った事一度もなかったのだから。
それでも助けてしまった。
きっと自分と重ね合わせてしまったのだろうか。
しかし、今はそんな事は関係ない。
この目の前の苦しみを少しでも楽に。
自分に出来る事を、、、。
手をそっと包み込みただ祈るばかりだった。
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