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仕事
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悠乃『なん、で…ここに?』
啓司『…。』
黙って歩き進む啓司。
連れてこられたのは、高そうな扉のお部屋。
ノックをして開けるとそこにはかずにぃがいた。
啓司『失礼します』
和紗『来たか…』
悠乃『…』
ショック過ぎで何も言えない。
席を立ち、僕に近寄ってきて抱きしめようとするが
僕は一歩下がってしまった。
別に拒絶したつもりではないが、声にならない言葉があった。
和紗『悠乃…』
啓司もなんでこんな僕がショックを受けているかわからないと言った顔でこっちを見てくる。
そう、かずにぃのお仕事は
今海外に行っている啓司のお父さんが高坂組を開けているのでその代わりに代理で頭を務めているのだ
要するに、高坂組の幹部にいる。
悠乃『ねぇ?いつから、高坂組に…?』
和紗『両親が亡くなって、成人してから…かな。』
悠乃『仕事内容は…?』
和紗『危ないことなんて一切してないよ』
悠乃『本当?』
和紗『本当だよ。』
悠乃『……』
父も母も、裏の世界に関わって殺されたのに…
どうしてかずにぃも後を追うように関わるの?
言いたいことがたくさんぐるぐる回っていた。
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