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帰り
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ー総会の帰りー
啓司『なぁ、今日は歩いて帰らねぇか?』
悠乃『少しお酒も飲んじゃったしね!』
そうして、夜の街を歩き始める。
啓司『あぁ、総会どうだった?』
悠乃『ナメられないか心配だったけど、何とかなったみたいだし…楽しかった!』
啓司『初っ端から脅すからウケた』
悠乃『初対面の人はビビってたけどね!
でも、前にもあってる人は優しかった。』
啓司『紅蓮のメンバーも選んでるからな』
悠乃『見る目あるじゃん』
啓司『性格が悪い奴は全部"獅子"が持ってってっ、からな。』
悠乃『獅子、か。』
獅子とは、紅蓮と同じくらいの勢力を持った組。
でも違うところは全員の性格が歪んでて、意地が悪いところ。
要するに、人の不幸が大好きなんだ。
啓司『そろそろ気をつけなきゃな、悠乃の存在も噂で広がるだろうし。知り合いだったんだろ?』
悠乃『知り合いってか、顔見知りなだけだよ。
とっても嫌いなんだー…
気をつけて済むくらいならいいけど。』
啓司『いい噂は聞かねぇもんな。』
悠乃『ねぇ、もし獅子が突っかかってきたら僕に任せてくれないかな』
啓司『でも!』
悠乃『昔から気に食わないないからさー』
啓司『…。』
悠乃『ねー、だめ?』
啓司『はぁ…無理したら怒るからな?あと俺にも情報は絶対入れるように 。』
悠乃『はーい!』
それからは世間話しながら家に帰った。
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