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昔の
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道場をみんなより先に出て、一人で来た場所は小さい時に啓司のお父さんにプレゼントされた部屋。
そう、この高坂組には僕の部屋があるのだ。
好きにしていいぞと言われたので本棚を沢山置き、本を詰めたから今もたくさんの本がある。
あと布団にテーブル、壁に貼っている小さい頃に啓司と撮った写真もある。
ちょっと無愛想に横を向いて映る啓司と、
全く表情のない昔の僕が写っていた。
この時の自分は何処かおかしくてこんな顔をしていたのかな。
たしか喧嘩をして仲直りした後の写真だ。
コンコンっ
ーガチャー
啓司『悠乃、ここに居たのか。』
啓司がこの部屋に入ってきたのは生まれて初めて。
いつもはノックっきりはいってこなかった。
だからさっき見てた写真が貼ってあるのに気づいて驚いていた。
啓司『なんでこの写真が…?』
悠乃『啓司のお父さんがくれたんだよ。』
啓司『この時よりは、大人になれたか…』
悠乃『そうだね…』
2人でした喧嘩を思い出してクスッと笑う。
啓司『みんなは広間に案内したから行こうぜ。』
悠乃『うん。』
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