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傍に居れば
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晃良さんは僕の話を真剣に聞いてくれる。
晃良『何が怖いんだ?』
悠乃『僕は高坂組に入れって何回も誘われてる。
だけど、そういう世界ってさ?
沢山大切な人が目の前で死んでいく。
僕はそれが怖い。
人はいつかは死ぬけど、病気でも寿命でもなくて。
人に殺されて死ぬのが当たり前な場合もあるじゃん…もし、啓司が…なんて怖くてたまらないんだ。』
晃良『だけど、自分の知らないところで死んだら?
それがお前なら簡単に回避できることだったら?』
悠乃『ぼっ、僕はそんな事させない!!
今の僕はあの時みたいに弱くない…、今の力があの時あったら、あったら!!!助けられたのに…』
言ったあとに、少し取り乱したなと反省した。
悠乃『ごめんなさい…もう昔には戻れないのにね。』
晃良『でも、お前が啓司のそばに居たら?
ただでさえアイツは強いのに、お前がいれば更に強くなれる。お前を置いてなんて絶対啓司はしねぇよ。もう少し信じて見ればいいんじゃねぇかな?』
…
悠乃『考えてみる、、、ポクね?』
晃良『ん?』
悠乃『1人でも誰と寝ても悪夢が続くしずっと魘されるけど、今日啓司と寝たら…悪夢、見なかった。』
不思議だなぁ…
晃良『大切なんだな』
悠乃『うん…』
本当に大切なんだ。
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