アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
13
-
「た、ただいま……」
「お帰り、優。どうしたの? 何か息切れてない?」
やっと玄関までたどり着いた僕は、息を切らせながらも、お母さんに挨拶をした。
そんな僕に、部屋からお母さんの返事が聞える。
ちょっと助かったかも……。
だって今の僕の顔、きっと変だから。
お母さんには、見られたくないもん。
「あっ、犬が居て……怖いから……走ってきちゃった」
本当に……犬にあった方が、何倍良かっただろうか……。
「そう、優は本当に犬嫌いね。そんなに息が切れるまで走ったなら……汗、かいたんでしょう? お風呂入ったらどう?」
「えっ? う……うん。そうする……」
そんなお母さんの言葉に、僕は素直に従う事にした。
チャプン
そんな音をたてて、僕は湯船に浸かった。
「今日は……なんて日だろう……」
そんな事を呟いて、僕は今日の放課後に起こった事を、考えてみた。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
13 / 149