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少し戸惑いを見せながらも、瀬戸君は僕にそう言った。
「えっ?」
僕はといえば、瀬戸君の言葉でまた、驚いた声を出してしまった。
「駄目か?」
僕が黙ってるままだったからか、瀬戸君がもう一度、僕に問い掛けてくる。
「えっと……その……そう言ってくれるのは嬉しいんだけど……瀬戸君だって、いつも一緒に食べてる友達が居るでしょ? だったら……その、悪いし……」
そんな理由をつけて、瀬戸君の親切を断ろうとした、丁度その時。
「おーい、蛍太。どうしたんだよ。手、洗ったんだろ? 早く来いよ」
瀬戸君の友達が、呼んできた。
呼ばれてるし、瀬戸君あっちに行って食べるんだろうなって、思ってた。
「あー、悪い。今日は俺、戸波と食べるんだ」
けれど、瀬戸君の言ったその言葉に、僕だけじゃなく、瀬戸君の友達も驚いていた。
「!? ど……どうしたんだ? 蛍太ぁ?」
「けいたー、どうしたの? 何で、副委員長と? いつもは、うちらと食べるじゃん……」
「今日に限って、どうした?」
皆驚いて、瀬戸君に問い詰めてる。
そりゃ、驚くよね……。
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