アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
38
-
だけど、後に残されてしまった僕は気が重くて……暫くの間、その場から動けなかった。
一体、どうしたらいいんだろう……。
受け取ってしまったからには、どうにかして瀬戸君に渡さなくちゃ……。
僕には関係ない物なのに、こんなに悩まされてしまっている。
一体、どうしたらいいのかな?
そんな事ばかり考えながら、多分10分位の間、渡されてしまった手紙と睨めっこをしてた。
「あ、戸波」
けれど、声をかけられた人物に反応した所で、やっとその手紙から目を離せる事が出来た。
「瀬戸君……」
悩んでいたら、タイミング良く瀬戸君が現れた。
今がチャンスだ! って思った。
だから、なけなしの勇気を出してでも、今すぐこの手紙を瀬戸君に渡さないと!!
この機会を逃したら、絶対渡す事なんて出来ないからッ!!
「あ……あの……」
「ん? それ……何? もしかして……ラブレター? ……と、戸波が貰ったのか?」
一生懸命、勇気を振り絞って言う決意をしてた所だったのに……先に瀬戸君が気付いてしまったので、うまく言えずにドモってしまった。
「あっ……えっと……」
どうしよう!?
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
38 / 149