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「………っはぁっ………はぁ………」
どれ位走ったのか、全然分かんない。
それ以前に今、何処を走ってるのかすら……分かんない。
でも、これで……瀬戸君達の邪魔にならなくてすんだかな……?
それにしても、図書室で瀬戸君が女の子とキス、してるなんて思ってもみなかった………。
思いながら、僕が図書室に入った時の光景が頭に浮かぶ。
あの女の子……一体、誰だったのかな?
瀬戸君とキスしてたし、仲がいいんだよね?
あ、でも僕も一回、瀬戸君にキスされてるし……僕達は、全然仲がいいって訳じゃないし……。
考えれば考える程、分からない事が増えていく。
もしかして、あの子も葎っちゃんが言ってた、瀬戸君の実験台って事なのかな……?
それとも……あの子が、瀬戸君の本命さん?
…………。
あれっ?
何か……胸が、ちょっと苦しい……かも。
どうしたんだろう……僕、走りすぎちゃったのかな?
「あれっ? もしかして……優君?」
立ち止ってたら、急に背後からそんな声が聞えてきた。
誰だろうと思いながら、ゆっくりと振り返ってみた。
「えっ!? 優君、その顔……どうしたの??」
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