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本当はハッキリ見ちゃったんだけど……流石に、瀬戸君の事が好きな愛さんを前にしては、言えなかった。
「そっか。あ、話は戻るんだけど……どうして優君は泣いてたの?」
「あっ……えっと……」
うわっ……いきなり話を戻されちゃった……。
どうしよう?
まだ、上手く言える自信なかったのに……。
「あ、あのね。僕もよく分からないんだけど……瀬戸君が女の子とキスしてる光景を思い出して……なんか、急に胸が可笑しくなって……。それで、その後ね、愛さんが僕の顔見て泣いてるって言ったんだよ。だから、原因が何なのか、僕も分からなくて……」
上手く……愛さんに伝わったのかな?
僕、変な事言ってないよね?
「ふぅ~ん。そうなんだ。ねぇ、それってもしかしたら……優君と私って、いいライバルになるって事なのかな?」
ニッコリ笑って言ってきた愛さんの言葉は、あまり理解出来なかった。
いいライバルって……?
一体、何の事?
「あのっ」
とても気になってしまった僕は、愛さんがさっき言った事の意味を聞こうとして、口を開いた。
その瞬間……
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