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「何が?」
けれど、思っていたより優しい顔をした瀬戸君からそう返されて、今まで沢山あった中でも、一番謝らなきゃいけない事をこの場を借りて謝る。
「それはっ……色々とあるけど……。とりあえず、さっき、邪魔して……ごめんね」
「はぁ……。やっぱり、勘違いしてるよ……はぁ……」
だけど、瀬戸君は深いため息をついてしまった。
それに、勘違いがどうのって……何だろう?
「あのさ、戸波……かなり勘違いしてるだろ? さっきのあれ……合意じゃねぇから」
「えっ?違うの??」
確かに、見た光景が衝撃で、ちゃんとは覚えてないけど……。
合意じゃないって、どういうこと?
「あぁ~やっぱり。違うからな? さっきのは、向こうから急にキスしてきたんだよ。いきなりだったから、避けれなくてだなぁ……」
「えっ? だって……」
女の子からキスするって、どういう事……?
それが本当だとしたら、僕の時みたいに、瀬戸君が実験台でキスしたんじゃないんだ。
頬をポリポリ掻きながら、瀬戸君はちょっと照れた風に言ってきた。
だけど、その仕草が僕の目にはウソを隠してる感じに映って……その言葉が信じられなかった。
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