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「……ソだ、ウソだ。瀬戸君は、あの子の事が好きなんでしょ? あの子が、瀬戸君の本命さんで……。だから僕は、あの子の代わりの実験台として、あんな事されたんでしょ!?」
言いながら、頭が混乱してきちゃった。
えっと、瀬戸君の本命さんはあの子で、その代わりに僕は利用されちゃって……えっと…それから、それから……。
「はぁ? ちょ、何でそんな事になってんだよ!? 一体、誰がそんなデタラメをっ!!!」
あれっ? 何で……瀬戸君が怒ってるの??
もしかして……また、僕の所為?
「あの……だって……。り、葎っちゃんが……噂で、聞いたって……」
「永瀬が? はぁ……どんな噂聞いたか知らねぇけど、実験台とか意味分かんねぇし。それに、あの人は俺の本命でも何でもないから」
瀬戸君が話しているのを、僕は目をパチパチさせて、聞く。
「そ、それからその、あれだ……戸波にあんな事したのは……俺が戸波の事を……。あぁ~もう! ホントはもうちょっと待ってから言うつもりだったのに、この際しょうがねぇな! よし、今からちゃんと言うからな?」
えっ? ちゃんと言うって、何を??
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