アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
73
-
「だから、俺が戸波にあんな事したのは……戸波の事が好きだからだよ」
「えっ?」
僕の目の前が、急に真っ白になった気がした。
「えっ? その反応……やっぱ、分かってなかったか」
すると、瀬戸君がガックリと肩を落としながら、ため息をついた。
え? ま、また、僕が悪いの??
「う、ウソ……なんでしょ? また、何かの罰ゲームなんだよね。今度は一体、何?」
そうだよ。きっとまた、罰ゲームか何かだ。
けど、なんで瀬戸君達は僕を、罰ゲームの対象にしたがるんだろう?
「えっ? 違う、違う。俺は嘘なんて言ってねーし、罰ゲームでもないから! あ、勿論、これが夢だったとかオチでもないからなっ?」
「う、ウソだ……だって、僕……」
だって、僕……本ばっかり読んでて、女の子からは暗い印象があるから、避けられてるんだよ?
それに、瀬戸君みたいに人気者じゃないし……なのに、何で??
「あぁーもう! 何でこんな可愛いかなッ!!」
瀬戸君のその声と共に、腕を掴まれてしまった僕は、そのまま引っ張られて身体ごと引き寄せられる。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
73 / 149