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このままだとバランスが崩れて、瀬戸君の胸の中に飛びこんじゃう。
「あっ………やっ……」
それはダメだって思ったから、僕の腕を掴んでる瀬戸君の手を振り払おうと、抵抗したんだけど……。
「何もしないから……。この前みたいに、抱きしめるだけ。それでも、ダメか?」
さっきよりも強い力で腕を掴まれ、いつもより低めの声色で囁かれた。
引き寄せられた時に一度下向いた顔を上げると……瀬戸君の真剣な目とぶつかってしまって、僕は抵抗なんて出来なくなってしまった。
「すげぇ……あったかい……」
「えっ?」
その声が聞こえた時にはもう、僕は瀬戸君の腕の中にいた。
「戸波……俺、本当に好きだからな。冗談なんかじゃ……なくてさ……」
僕に言うその言葉と共に、瀬戸君が抱き締めてる腕に力を込める。
僕、何だか……身体が火照っちゃったみたい。
なんか、ドキドキいってるし……。
僕、また……身体が可笑しくなっちゃったのかな……?
でも、なんだろう?
この、安心感は……。
よく、わかんない。
だけど……なんか、気持ちいいな。
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