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お昼はいつも、葎ちゃんと食べてるし……。
今日は突然だったから、また別の日にしてもらおうかな?
「あの、僕……葎っちゃんと食べるから……その……」
「優、この人誰?」
僕が愛さんの誘いを断ろうとした時、葎っちゃんが聞いてきたので、とりあえず葎っちゃんに愛さんを紹介した。
「え、えっと……森沢愛さんって言って……最近、知り合ったの」
「あ、どうも。私、森沢愛です。最近、優君と仲良くなったの」
「そうなんだ。オレは、幼馴染の永瀬葎矢です」
愛さんがペコッと頭を下げるのに合わせて、葎っちゃんも自己紹介してた。
「……なぁ優、オレの事は気にしなくていいから、愛さんと一緒に食べてこいよ」
「えっ?」
そして、葎っちゃんから予想外な事を言われ、僕は驚いた。
「え? だって……」
葎っちゃん、何で急にそんな事を言うんだろう?
「あ……別に、優と一緒に食べるのが嫌になったんじゃないからな。いつもオレと一緒だしさ、折角誘ってくれてるんだ。たまには別の人と食べるのもいいんじゃないかって、思っただけだよ」
そうだったんだ。
僕の事を思って……葎っちゃん、有難う!
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