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「そ、そんな事っ……な、ないよ……」
だから、急いで否定してみたけど、また愛さんに笑われてしまった。
「そうだよね~。優君、男の子だもんね。可愛いなんて言われて……いい気しないよね? ごめん、ごめん。でも、可愛くてついつい。あ、そうそう。所で、昨日の話なんだけど……」
「えっ?」
昨日の話?
愛さんは、思い出した様に言ってきたけど……昨日って何?
「ほら、昨日……優君泣いてたでしょ? あの時の話……詳しく聞きたいなって思って……。長い休みって昼休みぐらいだからさ、いきなりだったけど、優君の教室に押しかけちゃった。ごめんね?」
「あ、ううん」
なんだ、そういう事か。
確かに昨日、愛さんはじっくり聞きたいって言ってたっけ。
「で……改めて昨日の事、教えてくれる?」
「えっ……う、うん。昨日は僕……返す本があったから……図書室に寄ったんだ。そしたらね……ドアを開ける前に、誰かの話し声が聞こえてきて……。声が聞こえなくなってから開けたんだけど……まだ、人がいて……そしたら、瀬戸君が女の子とキス……してた風に、見えちゃったんだよね」
「なるほど、それで?」
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