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どうしよう、なんて言えばいいんだろう?
頭が……混乱する。
何か言わなくちゃいけないのに、そう思うと胸が苦しくなって、息が出来なくなるような感覚が襲ってくる。
「あ……悪い。泣かせるつもりは、無かったんだ。俺が……悪かった。ごめん……」
瀬戸君に言われて、泣いてしまってる事を知った。
だけど、自分では分からなかった。
そして、今は視界に何も映らないから……もっと、分からなかった。
「愛さんとは……、つきっ……あわっ……ないっ、よっ……」
その所為もあってか、今度は自然と口に出来た。
「えっ?」
変な感じ。
全然頭の中は纏まってないのに……勝手に言葉が、口から出ちゃう。
「あのね、僕っ……瀬戸君のへんっ、じ……まだっ、わかっ……なく、て……。そしたらっ……今度はっ、愛さんが……僕に好き、なっ……人が居るって……りょ、もいだ…って、言ってきて……。それが、気になっ……ちゃって、それでっ……僕っ……僕……」
「そう……なんだ」
「ううっ……」
瀬戸君の手が、僕の頭に置かれる。
そして、優しく撫でられるうちに、委縮してしまってた僕の心が少しずつ緩んでいって……ホッと安心してしまった。
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