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お母さんが起こす声が段々大きくなるけど、僕は返事をする気にはなれなかった。
「こらっ、優! 何でまだ布団被ってるのっ。起きなさい」
暫くすると、僕の部屋のドアをあけて、お母さんが入ってきてた。
「おかあさん……今日は……いけそうに……ない……」
行きたくないっていうのが本当だったけど、そんな事は言えないから、控えめにそう言ってみた。
「そんな事言って。本当は今日、優が嫌いな体育があるからとかじゃないの? ほらっ、いつまでも布団被ってないでおきっ……優ッ!? 本当に調子が悪かったのね。我慢しちゃダメよ?」
「えっ……?」
お母さんが布団を剥がした瞬間、僕の顔をみて、今度は心配しだした。
一体、どうなってるの? 僕、そんなに変な顔なの??
「お母さん……僕……学校、行かなくても……?」
「何言ってるの! そんな青白い顔してるのに、学校なんて行かせる訳ないじゃないっ」
行かなきゃいけないのかと思って聞いただけなのに、怒られちゃった。
お母さんがこんなに心配するなんて……僕の顔色は相当悪いみたいだ。
「どうしてこうなる前にお母さんに言わなかったの?」
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