アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
30
-
急にそう思い立ってそれを実行したら、
「ちょっと待てっ!」
ちょっと怒鳴る感じで、瀬戸君が僕が閉めようとしたドアの隙間に足を滑り込ませ、ドアが閉まらないようにしてしまった。
「あ……」
どうしよう……。
瀬戸君……もしかして、僕がドアを閉めそうになったから怒ってる……のかな??
そう思っただけで、僕は不思議と手が震えた。
多分、瀬戸君が怒鳴った様な感じになったのもあるのかもしれないけど。
「何で……ドア、閉めちゃうんだ?」
微妙に瀬戸君の声には、怒りが含んでる様に感じられた。
「あ……」
僕は一体……どうしていいのか……分からない。
第一、何で瀬戸君が僕の家なんかに……?
「それにっ……」
「えっ?」
瀬戸君が次に口を開いたと同時に、腕を掴まれて僕の体が凄い力で引っ張られた。
「何で、こんなに……痩せてんだ?」
次の瞬間には、僕の耳元でそんな声が聞こえた。
瀬戸君の声……優しくなってる。
それに……何か僕の身体が、温かい気がするのは……?
思わず瞑ってしまってた目をそっと開けると、僕は瀬戸君に抱きしめられてる事が理解できた。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
127 / 149