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そこで瀬戸君が、 抱き締めてる腕に力を込めた。
「最初は、試したくて、軽い気持ちだった。でも、急に優が学校休みだした時、すげー不安だった。直ぐに顔が見たくなって……学校終わってから家に来たんだけど、チャイム鳴らしても誰も出てこなかったから、迷惑かけないようにと思って、一日目は帰ったし」
「あ……」
それって……僕が起き上がれなくて、居留守使っちゃったやつかな?
あの時は意識がハッキリしてなかったから、葎ちゃんだって思って忘れてたけど……やっぱり、瀬戸君だったの?
「次の日も優が学校に来なくて……俺、どうしようって思った。心配で気が気じゃなくて……そんで今日きたら、こんなに痩せてる優が出てきて……俺、心臓止まるかと思った」
「何で……?」
僕一人、悩みこんでただけなのに……瀬戸君は悪くないのに……何で、そこまで心配してくれるの?
「それは……俺の所為だって思ったから。優の目、真っ赤になってて明らかに泣いてたって顔してるし。それにこんな……痩せて、俺が優をこんな事にさせちまったって思ったら……何でこんな事したんだろうって後悔した。大好きな優をこんなにしちまって……こんな……ごめん……優……」
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