アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
prologue
-
小さい頃から周りには「美人さんだね」、「お人形さんみたい」と言われて来た。
それはつまり、遠回しに女顔だと言われてるってこと。
だからなのか、昔から知らないおじさんに声を掛けられて連れ去られる…言わば、誘拐されることが多々あった。
まぁ、ただ誘拐されただけで終わったけど、警察に連れていかれるおじさん達は皆最後にこう言うんだ。
『ソイツが悪いんだよ!その顔は天使の仮面を被った悪魔だ!』って…。
それを何度も言われると、全部俺の所為なんだって幼いながらに思った。
もしかしたら自分がいることで他人に迷惑を掛けているんじゃないか…自分に存在価値があるのか?って考えるようにもなって。
俺の全てを好きになってくれる人なんていないんだな…きっと、この先ずっと1人で生きていくんだろう…。
そんな漠然とした未来を思い描いていた。
そんな時に貴方に出逢って…。
幸せを知った。
愛を知った。
だからね、俺を愛してくれる貴方に『全てを捧げます』…。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
1 / 233