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遥 side
(ドサッ…)
物音がしてとなりを見ると、うつぶせで寝息を立てとる永久ちゃん。
…寝てもうたんか。
「あー、お前らが質問しねぇから永久が睡魔に負けたじゃねぇか。
今日はやる気になってたのに。」
声のするほうを向いたら、さっきも永久ちゃんと仲良さげだった赤髪。
…たしか、「りぃ」ってよんどったな。
「あんた誰や?」
「須藤 李人。永久とは幼馴染だ。」
確か、永久ちゃんって初めからSやったはずや。
つまり、こいつもSやったと…
「…頭悪そうなやっちゃ。」
「お前のほうが悪いじゃねぇか。」
突っ込み気質。
俺とは正反対やな。
「ん?どうした、遥…
って、永久!?」
気づいてなかったんかいな。
気づいた途端、騒ぐ氷。
…名前は氷やのに中身真反対。
「おい、馬鹿か。
永久は友達以上の奴じゃねえと起こしたときキレるぞ。」
…そうなんか。
じゃあ、一種の確かめやな。
永久ちゃんがどうおもっとんか…
「永久!?寝てんの!?気絶してんの!?」
氷はあほやからなぁ。
パニックになったら周りが見えなくなんねん。
「…っせぇ…」
あ、ダメなパターンや。
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