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偽りの窓の外 2
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夢中になり名前を呼んでしまいそうになるから自分の指を噛み締める。
そして絶頂を迎えたとき、心で大きく叫んだ。
“和臣(カズオミ)…───”と。
何度も何度も想像で和臣を汚す俺は、劣情的でいやしい。
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