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「ん⁇」
デスクの上に置いてあった携帯が震え
ディスプレイに表示された 物井 秀介の名前に
何となく胸騒ぎがして 急いで通話ボタンを押した
『あ 桃⁇ 今仕事中⁇』
「そうだけど…何かあったのか⁇」
『いや 何回呼出押しても 創君出ないから
もしかして お前と出掛けてるのかと思ったんだけど…』
「え⁇」
創が居ない⁇
今朝の様子を思い出しても
何処かに行ってしまう様な素振りなんて微塵も無くて
居ても立ってもいられなった俺は 急いで部屋を出た
「佑吾様⁉︎ 如何されましたか⁇」
ドアを開けた瞬間戻って来た佐倉と打つかりそうになった
「…佐倉…悪い‼︎ 創がいなくなったみたいで…
俺 一回 家に…」
そこまで言うと
佐倉は俺を落ち着かせるかの様に 腕を摩ってくれた
「かしこまりました 私は午後の調整を致します
終わったら直ぐに向かいますので
取り敢えず タクシーをお呼びしてよろしいですか⁇」
いつもと変わらない口調が 俺を冷静にさせてくれて
小さく何度か頷いた
「…ああ…悪い…いつも」
俺がそう言うと 佐倉はニコッと笑ってくれた
「とんでもございません
創様も きっと直ぐ見つかります」
「…ああ」
佐倉は 直ぐにタクシーの手配をしてくれて
俺はそれに乗り 自宅へと向かった
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