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搜索 Ⅴ〜side物井〜
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「なぁ 創君とは どこで知り合ったんだ⁇」
これを聞いておかないと 連れ去られる理由なんかも
一緒に考える事が 出来ないと思った
タクシーの中での桃は 明るく振舞ってはいるが
何処か痛々しくて 何とか力になってやりたかった
「…実は」
桃の話を聞いて驚いた
そんな所があるなんて βの俺には 想像もつかない
言い淀んでいたのも納得が出来る
「…その契約する時に
創君手放したくなさそうとか無かったのか⁇
もしかしたら その施設の人とか」
「いや 契約はしっかりしてたし
また来てくれみたいな事も言ってたから
多分無いと思う…」
「そっか… 他に思い当たる奴いないのか⁇」
「…他」
俺がそう問い掛けると 桃がハッとした様な顔をした為
何か心当たりがあるのかと思い 一歩詰め寄った
しかし直ぐに
「…いや でも…うちが分かるわけ…」
と ブツブツと独り言を繰り返している
「誰か いるのか⁇ 取り敢えず話してみろよ」
この数分後 俺は桃に謝り倒す事になる
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