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救済 Ⅲ
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何が起こったの…⁇
ドアの音が止んだと思ったら
僕の髪に与えられていた痛みも無くなり
恐る恐る目を開けると
目の前に佑吾の姿があって 何度も瞬きを繰り返した
「創‼︎」
「…ゆ…ゆう…ご…⁇」
夢じゃないよね…⁇
本物の佑吾…⁇
「…あ」
抱きつきたくて 体を動かそうとした時
ギチッと縄が食い込んで 今の自分の姿を思い出した僕は
佑吾から目を逸らした
来てくれて嬉しいのに
それを上回る羞恥心に また涙が滲み始める
「…み…みな…いで…」
こんな姿 ゆうごにだけは 絶対見られたくなかった
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