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甘時 Ⅱ
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「はい 創 あ〜んして」
「あ〜…ん」
僕は今 佑吾の脚の間に座りながら
濃厚なチョコレートを食べさせてもらっている
今日帰る時に 佑吾のお父さんから頂いた物だ
「美味し⁇」
「うん 美味しい」
しかし何故佑吾に食べさせてもらっているのかは謎である
何だかいつも以上にくっついているのは
僕の気の所為なのかな⁇
勿論 すっごく嬉しいから 全然構わないんだけど…
「佑吾は食べないの⁇」
「ん⁇ じゃあ 分けてもらっても良い⁇」
「⁇ うん」
佑吾が貰った物なんだから
僕に許可を得る必要性が分からず 首を捻ると
佑吾は僕の顎を持ち上げ 舌を差し込んできた
「ん⁉︎」
突然の事に かなり驚いてしまい
くぐもった声を出してしまった
小さくなっていたチョコレートの欠けらが
見る見るうちに溶けて無くなっていく
「…ん…ふ…ぅ…」
解放されたと思ったら
佑吾が僕の唇をぺろりと舐めて ニコッと笑った
「ん このチョコ 美味いな」
「も もう…」
佑吾の甘さは それ以上な気がして 胸焼けしないか心配だ
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