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約束 Ⅵ
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正直 佑吾が僕の誕生日を知っていて すごくビックリした
でも理由は ちゃんと納得出来るもので
逆に どうしてそんなに佑吾が 申し訳なさそうにしているかの方が疑問だった
「どうして謝るの⁇ 僕 怒ってないよ⁇」
「…本当に⁇」
「うん」
だって佑吾は 僕の為に すごい大金を払ってくれている
むしろそういう書類が渡っていない方が どうかと思う
それに…
「…あの」
「ん⁇」
ずっと気になっていた事がある
その為に また勉強を頑張ろうと思った
だから どうしても確かめたい
「…僕が高校に合格して…誕生日が来たら…その…」
言葉にしようとすると 図々しくて 恥ずかしかった
そんな僕を察してなのか
佑吾は僕の隣に来て ふんわりと笑ってくれた
「ん…その時が来たら 番になろ⁇」
そう言って項を撫でられれば
顔から火が出そうな位恥ずかしくて
誤魔化す様に 佑吾の胸に ぐりぐりと顔を埋めた
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