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ジャージ
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「ん⁇」
家に帰り ソファに座った時
そこに置かれていた学校指定ジャージが
創のにしてはデカイなと思い
思わず手に取って広げてしまった
まさかという思いに駆られ 腕のイニシャルを確認すると
恐らく蓮のである事が分かって ホッと胸を撫で下ろした
榎戸君のだったら 笑顔を作るのに苦戦する所だった
「創 何で蓮のジャージがうちにあるの⁇」
「あ…
昨日 蓮さんが寝てる僕に持たせてくれたみたいなんだけど
涙とかで 汚しちゃったから…」
「そうだったんだ」
そう言われてみれば 保健室から出る時
手に持ってた様な気もしなくは無い…
創の事ばかりに気が取られてしまい
そこまで気にしてあげられなかった
「ねぇ 佑吾のジャージも まだあったりする⁇」
蓮のジャージを畳んでいる俺の顔を
創が大きな瞳で 覗き込んできた
少しワクワクしている様な表情が すごく可愛い
「多分 捨てては無いと思うけど…探してみる⁇」
「うん‼︎」
創は少し興奮気味に俺の手を取ると
早く早くと急かされながら 寝室へと向かった
当の俺はその用途が分からず 疑問だらけだったが
創が見たいならと クローゼットを探り始めた
「…あった はい」
「わぁ…」
創は 感嘆の声を上げると
目を輝かせて 腕の刺繍を確認している
「佑吾のだぁ…」
「そうだよ
でもそれ 創には大きいから 体育の時 使えなくない⁇」
高校生の時のとはいえ 今とサイズは殆ど変わっていない
創が着たら 確実にブカブカで動きにくいだろう
「良いの‼︎ お家で着るから‼︎」
「家で⁇」
俺的には そんなジャージより
いつもの可愛い部屋着を着て欲しい
そんな事を考えている俺にはお構い無しで
創は俺のジャージを羽織った
前のジッパーを閉めると
太腿が半分近く隠れて コレはコレで良いなと
数分前の考えが打ち消されていく
「…えへへ」
創は嬉しそうに 長い袖口を持ちながら 顔を押さえていて
その姿に コッチまで笑ってしまう
「佑吾…コレ貰っても良い⁇」
上目遣いでそんな事を言われて
俺の頬の筋肉は 緩みっぱなしだ
「勿論 それ部屋着にするの⁇」
「ううん…」
創は また腕で顔を隠して 俯いてしまった
色白の創は 赤くなると 普通の人よりかなり目立つ
今も 耳まで真っ赤だ
「佑吾がお仕事で遅い時とか…着たいの…
コレ着てると
佑吾にギュッてされてるみたいで 落ち着くから…」
「…創」
可愛いが過ぎる
ジャージ姿の創を抱き締めると紅い肌に何度もキスをした
「…佑吾…擽ったいよ」
そう言って はにかんだように笑うのが また堪らなかった
「創が 可愛過ぎるのが悪いんだから 我慢して…⁇」
そのまま創の小さな唇を塞ぐと結局最後までシテしまった
俺のジャージ姿っていうのが 凄く可愛かったから
上は脱がさないまま行為に及んだら 当然汚れてしまい
洗ったら俺の匂いがしなくなったと創が言うから
結局そのジャージは 一度俺のクローゼットに戻された
来週になったらまた出してと 真面目な顔で創が言うから
懸命に笑いを堪えて 分かったと頷いたのだった
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