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母親 Ⅲ
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「…お母さん…亡くなったって…」
「…え⁇」
創は 一瞬だけ目を大きく見開いた後
直ぐに にこやかな笑顔を 俺に向けてきた
「そっか」
それだけ言うと スッと立ち上がり
部屋の入口へと向かっている
「創⁇」
「…あ…健が送ってくれた宿題…途中だったから…
ちょっとやって来ます…」
そう言って 静かにドアを閉めた
「…創」
予想外の反応だったが
あの笑顔が いつもと違う事は 勿論気付いていた
俺は 一度自室に戻ると スーツから着替え
鞄の中から写真を取り出すと 創の部屋の前に立った
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