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余韻 Ⅱ〜side佑吾〜
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「…疲れた」
流石に 遊園地後の遅くまでの仕事は 中々体に堪える
それでも 家に誰かが居ると思うと
帰宅時のテンションがこうも違うのかと
自分の事なのに 驚きを隠せない
「ただいま〜」
玄関で靴を脱いでいると
ガチャッと ドアの開く音が聞こえた
振り返ると 小さな声ではあったが
「…お帰りなさい」と 創が出迎えてくれた
その頭を撫でながら 部屋に入ると
手付かずの食事に 目が止まった
「創⁇ どっか体調悪い⁇」
また吐き気がすごいのかと心配になり 背中を擦ると
創は 首を左右に 大きく振った
「…あのね」
「うん…」
どんな言葉が出てくるのか 正直不安を抱えていたが
直ぐにそれは 不要な物だったんだと分かった
「…ゆうごと… 一緒に食べたかったから…」
「…え⁇」
…何それ
超可愛いんですけど…
目の前で もじもじと恥ずかしそうにしている創を
俺は 強めに抱き締めた
「食べよ… 俺もお腹空いた…」
俺がそう言漏らすと これまた創が
すごく綺麗に笑うもんだから 胸は ほぼ一杯だったが
俺達は隣同士に座って 遅めの夕食を取った
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