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本音 Ⅵ
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ゆうごとするキスは 本当に気持ち良くて
頭がボーッとする
でも それ以上何もしてくれなくて 不安になった僕は
唇が離れた時に ジッとゆうごを見つめた
ゆうごは 切羽詰まった様な顔をしていて
初めて見るその表情に ドキっという心臓の音が聞こえた
ギュッと抱きしめられ 次を期待して目を閉じたのに
ゆうごは 大きく息を吐いたかと思うと
勢い良く僕から体を離した
何が起きたのかよく分からなくて
戸惑いながら 瞬きを繰り返す事しか出来ない
「ゆ ゆうご⁇」
「…ちょっと…下のコンビニ行ってくる」
「え⁇」
予想外すぎる回答に 僕の思考は 全く追いつかなかった
何で今 コンビニなんだろう⁇
「…こういう事は ちゃんと話し合った後にって思ってたから
俺 何も用意してなくて…」
一瞬 何のことを言っているのか 理解出来なかったが
すぐにピンときて ゆうごのシャツを引っ張った
「ぼ 僕…今 発情期じゃないから 大丈夫だよ⁇」
そう伝えると
ゆうごは困ったように笑いながら 僕の頭を撫でた
「でも 腹痛くなっちゃうって聞くし…」
「………」
僕を気遣ってくれて すごく嬉しい でも…
僕はゆうごの首に手を回し
小声で 今の自分の気持ちを伝えた
「…は 離れたくない」
体を繋げないと
元の場所に引きずり戻されそうで 不安で堪らない
ワガママなのは分かってる
だけどお願い 早く僕の中に 入って来て
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