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渉外 Ⅲ〜side創〜
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やめて
「ていうか どうしちゃったの⁇
そんな 普通の服着ちゃって
そ〜くんはやっぱり あの白い服か女装か〜」
やめて やめてよ…
「裸でしょ⁇」
お願いだから ゆうごの前で……やめて…
恥ずかしさと恐怖で 涙が込み上げくる
この人の顔も見たくないし ゆうごの顔も見れなくて
ズルイ僕は ゆうごの胸に顔を埋めて
離されない様に 必死でしがみついていた
「おい 何だよ あんた…」
いつもより低いゆうごの声
怒ってる…⁇ 軽蔑してる…⁇ 僕の事…嫌いになった…⁇
ゆうごは 僕の耳を塞ぐ様に抱き締めてくれた
それでも漏れ聞こえてくる声に
殆ど物が入ってない筈の胃が 気持ち悪くなっていく
「あんたが そ〜くん買った人⁇
へ〜… 家 一軒買えちゃう金額
現金で ポーンと払っちゃったんだ⁇
俺と年変わらなそうなのに 何してる人なわけ⁇」
…え⁇
僕はバッと顔を上げると ゆうごを見つめた
家が一軒買えるお金って…僕の為に…⁇
さっきとは違う涙が湧き上がってくる
今すぐキスして
ぐちゃぐちゃになるまで抱いて欲しいと思った
「あなたにそんな事話す必要ありません」
「あっそ 別に何でもいいや
ていうかさ あんたにも同じ金払うから
俺にも そ〜くん貸してよ」
「は⁇」
ゆうごが 眉間に皺を寄せる
僕は前に買われた時の事を思い出して
無意識に首を左右に大きく振っていた
「…や……や…」
僕が拒絶の言葉を呟くと 男の人は直ぐ側まで来て
不機嫌そうな声を出した
「やじゃねぇよ
明日から俺の所に来る予定だっただろ…⁇
そ〜くんの為に 新しいオモチャ いっぱい用意したのに
無駄になっちゃうじゃん」
そう言って僕に手が伸びて来た瞬間 ギュッと目を瞑った
その直ぐ後 パンッと短い音が響いて
自分に何の衝撃も感じなかった僕は 恐る恐る目を開けた
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