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昂揚
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「創 さっきの食べる⁇」
「うん… あ でもコッチ先食べる」
家を出る前に作ってくれたご飯を指差すと
ゆうごは笑顔で それを温めてくれた
「…いただきます」
「ん 他にも何か作る⁇」
時計を見ると もう直ぐ17時になる所だった
でも そこまで食べれそうになかった為 首を横に振った
「俺も 軽く何か食べようかな」
そう言ってゆうごも 僕の隣でご飯を食べ始めた
「創 口 ご飯付いてるよ⁇」
「え⁇」
どこに付いてるか分からなくて 僕が口を擦ると
ゆうごが指で右側の口元を拭い その指をペロッと舐めた
「ん 取れた」
「////‼︎」
顔から火が出るかと思う程 恥ずかいのと
あんな事を言われたのに 今まで以上に優しいゆうごが
すごく嬉しくて 表現し難い感情に襲われていた
ご飯が食べ終わってからも
ソファの上で僕を後ろから抱き締めながら
いっぱいキスしてくれた
テレビは点いていたけど 内容は殆ど覚えてない
キスが段々エッチな感じになってきて
昨日と同じ場所に体が倒され
その先を期待して目を閉じた時
今日の出来事を思い出してしまい
咄嗟にゆうごの胸に手を当てて 突っぱねてしまった
「…創⁇」
「あ‼︎ あの…」
どうしよう 何か言わなきゃ…
拒否したと思われたら嫌だ
「…あ……お…お風呂…入っても良い…⁇」
言った後に恥ずかしくなってしまい
顔が赤くなっているのが 自分でも分かった
「…ん…お湯溜めるから ゆっくり入っておいで⁇」
「…うん…ありがとう…」
ゆうごは僕の額にキスをすると
ソファから降りて 準備しに行ってくれた
ドアが閉まった後 顔を手で覆うと 大きく息を吐いた
僕 この後 ゆうごと番になるのかな…⁇
期待とか不安とか恥ずかしさとか
色んな感情が 僕の中で渦巻いていた
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