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会食 Ⅴ
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「ゆうご…僕 学校に行けるの⁇」
ベッドに潜りながら
今日気になっていた第二弾を尋ねると
ゆうごは微笑みながら 僕の髪に触れた
「勿論 だから勉強頑張ろうな⁇」
「…うん」
嬉しいけど気持ちと 不安な気持ちが半々だった
勉強は好き
でもこの容姿の所為で何かとジロジロ見られる事も多くて
嫌な思いをした事も沢山あった
「さっき話した敬聖学園って 俺の母校なんだけど
ココからも近いし 設備も整ってて良いかなって
俺が勝手に思っただけだから
創が行きたいなって思った学校があったら
そっちに行って良いんだからな⁇」
「…ゆうごも通ってたの⁇」
「そうだよ」
ゆうごが通ってた学校…行きたい
ゆうごが見たモノ 僕も見たい
「…僕 そこに行きたい」
「本当⁇
じゃあ今度 パンフレット 取り寄せるから一緒に見よ」
「うん」
目を閉じかけた時 ゆうごが「あ」と声を上げたので
どうしたのかと思って目を開けると
申し訳なさそうな顔で 僕の事を見ていて
どうしたの⁇という意味を込めて 首を傾けた
「家庭教師とか 勝手に決めたりしてゴメンな⁇」
「…ゆうごのお友達の⁇」
「うん 塾とかよりも レベル合わせてくれるし
受験対策とか得意でさ しかも すごい良い奴」
「そうなんだ…」
僕自身も いきなり知らない人ばかりの所に行くより
ここで ゆうごのお友達に教えてもらいたいと思った
「僕も そっちの方が良いな」
「良かった じゃあ 改めて頼んでみるな」
「うん ありがとう」
そう言って擦り寄るとゆうごが僕の髪にキスをしてくれた
「今年は無理でも 来年もあるし
焦らなくて良いからな⁇」
「うん…」
優しいゆうご 大好き
僕なんかが 本当に隣に居て良いのか
自信なんて まだ全然ないけど
でもこの腕を離したくなくてギュッと強く握り締めながら
もう一度ゆっくり瞼を降ろした
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