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恢復 Ⅳ〜side創〜
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「…佑吾⁇」
僕を撫でてくれた手が止まり 途端に不安になった
佑吾の表情は 何だか辛そうにも見えて
やっぱり僕は 何か駄目なのかと落ち込んだ時
佑吾に肩を掴まれた
「…とに⁇」
「え⁇」
「本当に 俺だけ⁇ 気持ち良いって思ったの 俺だけ⁉︎」
「う うん…」
僕がそう答えると
佑吾は僕を これでもかとばかりに抱き締めてくれた
「…嬉しくて死にそ」
「…佑吾」
佑吾の切なそうな声に 胸の真ん中が苦しくなった
どうやったら僕の中にあるものを全部伝えられるんだろう
体を寄せただけ 流れ出てくれたら良いのに…
「…佑吾…好き…大好き…」
「俺も…」
顔を上げて目を閉じれば 当たり前の様にキスしてくれて
その気持ち良さに うっとりしていると
唇を離した佑吾に ジッと見つめられた
「…創…訊いても良い⁇」
真剣な表情に言葉に詰まってしまった僕はゆっくり頷いた
何を訊かれるのか 本当は恐かったけど
ここまでずっと優しくしてくれた佑吾に
少しでも応えたいって そう思った
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