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拐引 Ⅱ
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嫌だ 気持ち悪い
佑吾以外の人なんて もう絶対嫌なのに…
「あ〜 そ〜くんの中 気持ち〜♡」
「…う…っ…」
上半身を何とか横に向けて キツく目を閉じた
揺さぶられる度 佑吾の顔を思い浮かべて 唇を噛み締める
「あ そ〜くん 首輪取れたんだ⁇」
襟足の髪を持ち上げられて ハッとなった
恐る恐る視線を向けると 楽しそうに笑っていて
ゾクッと背筋に悪寒が走った
「しかも まだ番になってないの⁇ へ〜♡」
項に爪を立てられて 慌てて正面に向き直った
「そ それだけは止めて下さい‼︎ お願いします‼︎」
「え〜 どうしよっかなぁ〜」
「お願いします‼︎ 何でもします‼︎ お願いします‼︎」
心臓が嫌な速さで動いて 呼吸がし難い
それでも これだけは絶対に譲れなくて 必死で懇願した
「良いけどさ
だったら ちゃんとコッチ向いて俺の事見ろよ
最中に他の奴の事考えるとか 失礼だろ⁇」
片手で顔を掴まれ
指が 先程出来た傷に食い込んで 顔が歪みそうになったが
不機嫌そうな声のトーンに 僕は首を縦に動かし続けた
「返事」
「…は…はい……ごめんなさい…」
僕が謝ると 満足そうに にっこりと笑っている
笑顔を見て こんなに不安になるのは初めてだった
そして次の瞬間
下半身が 異様に熱くなっている事に気が付いて
僕は 目を見開いた
「…う⁇……あ…⁇」
「あ‼︎ 効いてきた⁇
あのローション媚薬入りだったんだよね♡」
「…あ…あ…」
激しく中を掻き混ぜられて 感じたくなんかないのに
声が出てしまい そんな自分が悔しくて
また涙が止まらなかった
「そ〜くん 口開けて♡⁇」
何をされるのか想像がついて 嫌悪感に支配されていく
でもこの人の機嫌を損ねる訳にはいかず
言われた通り ゆっくりと口を開いた
ジュルジュルと下品な音を立てながら
大量に唾液を流し込まれて
吐かない様にするのが 精一杯だった
今朝 佑吾としたキスは 夢だったのかと思う位
現状との落差が激しくて 胸が痛い
「ちゃんと味わって飲んでね」
口の中に溜まった物を 何とか飲み込むと
満足そうに僕の頭を撫でた
「いい子いい子♡ やっぱりそ〜くんはこうでなきゃ」
グッと僕の腰を引き寄せると 乱暴に打ち付けられて
奥歯を噛み締めた
「ちゃんと声出して」
その命令に 動かせない手を 爪が食い込む程強く握った
「…あ‼︎ ああ‼︎ んん‼︎」
「ん〜♡ そ〜くん可愛い♡
ちゃんと奥で 俺の味わってね♡♡」
ズンと深く突かれた後
熱いモノが お腹の中に広がっていって
自分が すごく汚い物の様に感じた
『創 好きだよ』
佑吾…
されている事は前と大差無いのに
気持ちの沈み方が以前とは全く違っていて 目の奥が熱い
「あれ⁇ そ〜くん イかなかったんだ⁇ ふ〜ん…」
ぶつくさと文句を言いながら 僕の中から出て行くと
少し離れた場所で 何やらガサゴソと漁っている
そして戻って来た手の中の物を見て
サッと 顔から血の気が引いた
「じゃあ 俺の 中でちゃんと味わせてあげる♡」
「ひっ‼︎ あ⁉︎」
ゴリゴリと中を擦る様に オモチャが挿入されて
その刺激に 敏感になっていた体が悲鳴を上げた
イク‼︎ そう思った瞬間 根本を強く握られてしまい
その所為で射精出来なかった僕は口をぱくぱくと動かした
「…う…あ…」
「だ〜め 俺と一緒にイかなかった罰として
暫く我慢してもらいます」
そう言って にやりと笑うと
細い棒状のモノを 僕の目の前で揺らしている
それを 下半身の先端に当てられて ヒッと息を飲んだ
「は〜い 力抜かないと痛いよ⁇ 深呼吸して♡」
「や‼︎」
僕が否定の言葉を口にした瞬間 左側の頬を叩かれた
パンッと短い音が 空間に響き渡る
「もう契約とかないし 言う事聞かないなら
次は 本気で殴るからね⁇」
「…ご…ごめ…なさ…」
さっき切れた所に加えて 全体的にジンジンと痛んだ
僕が大人しくなったのを見て またニンマリと笑っている
「はい じゃあ気を取り直して♡」
「うぅ‼︎」
経験した事のない圧迫感に 顔が歪む
そのまま奥まで挿入され 短く呼吸を繰り返した
「どう⁇ 気持ち♡⁇」
「…は…っ…あ…く…くる…しい…です…」
「う〜ん そっかぁ… じゃあこうしたらどうかな⁇」
カチッというスイッチ音の後
電気振動に襲われて 目の前がチカチカした
「んあ⁉︎ ああああ‼︎」
お尻の中の物と連動する様に刺激されて
イッてるのに出せない感覚に 体がビクビクと跳ねる
「あんまり暴れると危ないよ⁇ 脚も縛っとこっか♡」
太腿と脹脛も固定されて 脚が閉じれなくなり
快感の逃げ場が無くなった僕は
唯一 動かせる頭を振り続けた
「そ〜くん気持ち良さそうだね〜 良かった♡
じゃ 俺のコレ 綺麗にしてくれる⁇」
「ゔぶッ⁉︎」
急に喉の奥まで突っ込まれて パニックになった
無機質に与えられ続ける振動と相まって 息が出来ない
「あ〜 またイク… そ〜くん 全部飲んで〜」
「おぐ⁉︎ んん‼︎」
根本まで咥えさせられて
涎が口の端から だらだらと顎を伝って落ちていく
それを拭う事も出来ず 注ぎ込まれた苦い液体を
ただ 飲み込み続けるしかなかった
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