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触れられるたび、口づけをされるたび感じる、愛されてるっていう喜び。
俺にとって、生きてる意味の全部はきっとここにあって。
ヒロにしか与えてもらえないこの感情は、かけがえのないもので。
「ひろ、もっと……」
もっと触って欲しくて。
もっとヒロのことを独占したくて。
もっとヒロに好きになってもらいたくて。
ヒロの背中に回している腕の力を強くする。
「もっと、何?」
そんな切ない気持ちで名前を呼ぶと、いつもの様に俺の反応を楽しんでるヒロの声がして。
俺の思ってること、ほんとは全部解ってるくせにこんな風に言わせたがるの、意地悪だなぁって思う。
「ゆう、言わないと。」
「ん……、いえない……」
興奮して、思考の纏まらない頭。
そんな中で、自分の思ってることを言葉にして伝えるのって、俺には難しくて。
「言わないと、お願い叶えてあげられないよ。」
無理だよって訴えるけど。
俺のこと焦らすみたいに性器の周りの皮膚をなぞって……そこに触れてくれないヒロが、そんな言葉を重ねる。
「ゆう……、言って。」
ヒロに体をなぞられるたび、バカみたいにびくびくと跳ねる体。
言葉よりも分かりやすいそんな俺の反応を一番感じているはずのヒロは、それでも恥ずかしいことを俺に言わせたがっていて。
「ひろ、触って……っ」
切羽詰まってそう言うと、柔らかく性器へ触れられる。
「ゆうが触って欲しいの、ここかな?」
まるで小さい子にするような、ゆっくりとした口調で尋ねられた言葉。
その言葉に頷くと、耳元にあるヒロの唇からは笑い声が漏れて。
恥ずかしいっていう気持ちが煽られるけど。
……けど。
もっと触って欲しいっていう本能で、腰を揺らしてその手に性器を擦り付けてしまう。
「ゆう、もっと気持ちよくなりたい?」
「ん……なりたい」
「俺のこと、独占したい?」
「……したい」
「俺に、好きになって欲しい?」
「ほしい……」
やっぱり。
俺の思ってること、全部知ってるヒロ。
ヒロの愛撫に身を委ねたまま、その言葉に必死に頷いていると耳たぶにキスをされて。
「可愛い。」
わざと息を吹きかけるようにそう言われたから、下腹部がじーんと痺れて。
「ひろ、イきたい……」
ありのままの欲望を口にすると、いいよって言ったヒロに唇を塞がれて。
射精を促すヒロの手の中で、そのまま素直に達してしまった。
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