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「ん……ぁ、ひろ……」
マンションについて、部屋まで上がってきて。
玄関で靴を脱いだ俺を待ちきれないっていうようにヒロが寝室に連れ込んで。
ベッドに押し倒されて、そのまま乱暴にキスをされる。
さっきまで、普通に運転してたのに。
その手はもう、俺の体をまさぐっていて。
服の裾から入れられた掌が肌を撫でる感覚と、何かを尋ねることさえできないくらいに塞がれている唇からはぞくぞくと快感が沸き上がって。
あっという間に火をつけられた体は、ヒロを求める心に従順で。
俺に覆いかぶさる体に手を回してぎゅっと抱きしめる。
「すき……」
息もできないようなキス。
その合間に漏れたのは、意識しないでいてもいつも俺を満たしている気持ちで。
すき、だいすき……って、ヒロにしがみつきながら一生懸命訴える。
「可愛いよ……ゆう。」
そんな俺の目の前で、そう呟いたヒロの唇。
口端が上がっているのは、俺のことをからかう時にするいつものヒロの表情。
だから、見慣れているはずなんだけど。
こういう時にこんなに間近で見てしまうと、それはものすごくいやらしく思えて。
このままこの人にどうにかされてしまいたいって、被虐的な自分が抑えられなくて。
これからヒロにされることを想像すると、まだ触られてもいない下腹部がじーんと熱くなってしまう。
「ゆうの……」
「な、なに……?」
「ゆうの考えてること、してあげようか。」
「わ……、わかるの?」
「分かるよ。」
いきなりかけられたそんな言葉。
訳も分からずに聞き返して慌ててると、俺の様子を慈しむように見つめているヒロは笑ってて。
そして、ぎゅっと……苦しくなるくらい強い力で抱きしめてくれる。
「ん……ひろ……」
「なんだよ。」
「これ……安心する……」
体重を掛けるようにしてのしかかられて。
ヒロの重みと体温に包まれて。
まるで子供みたいに安心して、全身の力を抜いた俺。
ヒロの首筋に顔を埋めると、そこからは朝付けた香水がヒロの匂いになって香っていて。
大好きなその匂いを深呼吸して深く味わう。
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