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「おしりで……」
「お尻で?」
「……きもちよくなりたい、……です」
急かされて、焦って、慌ててしまって。
おかしな口調でたどたどしく口にしたお願いだったけど。
それは、ヒロを満足させたみたいで。
ぎゅっと短く俺を抱きしめたあとにやついた顔でサイドテーブルのローションへ手を伸ばす姿を見つめる。
「すぐに気持ちよくしてあげるよ。」
いつの間にか、自分から開いてしまっていた足。
当たり前の行為のようにそこを押し広げたヒロがローションを纏った指で後孔に触れて。
「ん……ぁ」
入り口を優しく撫でたあと、躊躇なくゆびを挿入する。
「ゆうのここはね……」
「え……、な、なに?」
「ゆうのここ。触ると熱くて、柔らかくて……」
「ひ、ひろ……それ、言わないで……っ」
唐突に口にされた、俺の恥ずかしい場所の感想。
言ってるのはヒロで、聞いてるのは俺で。
他には誰も居ないから、べつに聞き流せばいいんだろうけど。
こんな風に反応するのは、ヒロを喜ばせてしまうだけなんだろうけど。
恥ずかし過ぎていたたまれないから、ヒロの望み通りの反応をしてしまう。
「可愛いなぁ……ゆう。」
「ヒロ……、いじわるすぎるよ……」
からかわれることに困ってしまって情けない声で降参しているうちに、ヒロに解されていく後孔。
「もう柔らかくなってる。」
「だから……言わないでって……」
分かってるから、言わないで。
さっきから、そう言ってるのに。
ヒロは言葉にすることをやめる気はないみたいで。
今日はそんな気分なんだろうなぁ……って、恥ずかしい言葉を口にされるのを止めてもらうことを諦める。
抵抗するのをやめて、ただヒロにされるがままになった俺。
無意識に入ってしまっていたらしい力が抜けて、後孔は自分でも分かるくらいに弛緩して。
その変化を見過ごさなかったヒロが、挿入している指をもう一本増やす。
「あ……、ん」
太くて骨ばっているヒロの指。
それを咥えこんでいる自分のそこが、今どんな風になっているんだろうって……想像するだけで体が熱くなって。
ヒロに、そこを見られて、そこに触れられてるんだって、今更だけど実感すると体の奥からじんじんと快感が湧いてくる。
「ゆう……まだだよ。」
後孔に与えられる快感と、気持ち。
それだけで達してしまいそうになっている俺に、ヒロがまだだよって言って。
その言葉と一緒に、指が抜かれてしまう。
「あ……まだ……」
「まだ?」
気持ちいいこと、まだ、しててほしかったのに。
そう言いかけると、ヒロが勃起した自分の性器へ指をかけて。
卑猥なそれが、さっき指を抜かれたばかりの後孔に押し付けられる。
「指の方が良い?」
「ほんとに……いじわる……」
指よりこっちの方が良いって、分かってる癖に。
そう涙目で訴えると、さすがにそれ以上は何も言われなくて。
怒張したそれが、解された後孔をさらに拡げながら入ってくる。
「は……ぁ、ん」
好きなひとと、心と体が一つになる瞬間。
こんな時間を一番好きだって思うのって、単純でいやらしいのかもしれないけど。
俺にとって、この瞬間がヒロを一番近くに感じられるから。
嬉しい……嬉しい、って。
その喜びを心と体で感じながら、ヒロのを全部受け入れる。
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