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お腹の中にたくさん出された精液を感じながら解放された唇で荒い呼吸をしていると、うっすらと汗をかいた額にヒロがキスをしてくれて。
繋がったままぎゅっと抱きしめられたから、大人しくその腕に抱かれて。
ヒロの腕の中で、ただ息だけをする。
「ゆうのこと……」
「え、なに……?」
しばらく、ふたりの呼吸の音しかしなかった室内。
その静寂を破ったのは、ヒロの呟きで。
俺が何なんだろうって訊き返す。
「ゆうのこと、抱けば抱くほど……もっと自分のものにしたいって思うよ。」
こんなこと、どんな顔して言ってるんだろうって……。
そう、思うけど。
抱きしめられてる腕の中からじゃヒロの顔は見られなくて。
そしてそれ以上に。
独占欲と征服欲をむき出しにして掛けられた言葉に、心臓が痛いくらいにドキドキして。
嬉しくて、嬉しくて、たまらない。
「俺も……もっとヒロのものになりたい……」
俺の体も心も時間も全部。
ヒロのものにして欲しい。
いつもいつも、そう願ってるけど。
実際どうしたらいいのかは分からなくて。
ヒロはその答えを知ってるかなって思いながら、その腕に甘える。
「どうしたら……これ以上、ゆうが俺のものになるのかな。」
ヒロは何でも知っていて、いつでも俺のこと決めてくれるのに。
そんなヒロでも、俺がもっとヒロのものになる方法は分からないんだって知って。
それじゃあ俺には分かる訳ないって困っていたら、繋がったままの場所で性器を動かされて。
まるで内壁に精液を擦り付けるみたいなその動きは、ものすごく、いやらしくて。
「ぁ……それ、……っ」
敏感になっている体には、刺激の強すぎるその行為。
その所為で、射精して治まっていた熱がまた呼び起こされて。
熟れた粘膜からヒロの精液を吸収してどうにかなっちゃうんじゃないかって思う。
「ひろ……」
俺を抱きしめたまま、緩く腰を動かし続けるヒロ。
その名前を呼ぶと、更に強い力で抱きしめられて。
「ゆう、全部俺のものになって。」
「うん……なりたい。」
切なげにそう言われたから、そうなりたいよって……。
体の力を抜いてヒロに俺の全部を委ねた。
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