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「おい、大丈夫か?」
誰かが声を掛けてきた。
幸い(?)相手は男の人だった。
僕は荒い息を落ち着かせるように深呼吸をしながら顔を上る。
すぐ近くに顔があって少し驚いた。
「具合悪いの?」
そう言って屈んだ男の人の顔が。
物凄く整っていて、ちょっと見とれてしまった。
男なのに…綺麗。
じーっと見つめている僕が面白かったのか、男の人は優しく微笑んだ。
「そんなに見つめられたら、穴が空いちゃうよ。」
「あっ…ごめんな…さい…」
恥ずかしくて俯いた。
「それより、そんなに薄着でこんな所に座ってたら風邪ひくよ?」
男の人は自分が着ていたコートを脱ぐと、僕の肩に掛けた。
「顔も赤いよ?熱あるんじゃない?」
そう言うと、男の人の暖かな手が僕の頬に優しく触れた。
…ビクン…
体が過剰に反応した。
ヤバイ…。
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